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フジテレビ 月九(月9) 視聴率はなぜ落ちてきたのか?

 

 

 

かつては盛況だった月九ドラマ

 

フジテレビ系列で月曜日の夜9時から放送されている、いわゆる「月九」(月9、げつく)ドラマ枠。

 

 

かつては1991年の『東京ラブストーリー』最終回視聴率32.3%や同年の『101回目のプロポーズ』でも35.7%を記録。

 

 

1993年の『ひとつ屋根の下』は、フジテレビの連続ドラマ史上最高の37.8%を記録した。

 

 

 

 

2006年1月以降の最高視聴率と平均視聴率がウィキペディアに掲載されていたので1表にまとめてみた。

 

↓この表を見ながら話を進めたいので別ウィンドウで表示してもらいたい

geinou.hatenadiary.com

 

 グラフで見る月九ドラマの視聴率推移

 平均・最高視聴率がデータとして存在する2006年1月以降の視聴率をグラフ化してみた

 

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 35でポーンと飛びぬけているのは木村拓哉主演の「HERO~第2シリーズ~」平均視聴率21.30%、最高視聴率 26.50%

 

47で少し盛り返しているのは山下智久主演の「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- 3rd season」平均視聴率14.80%、最高視聴率16.40%だ。

 

どちらも過去に実績があったドラマなので、第一シリーズを見ていた人が第二シリーズ、第三シリーズも見たくなったということだろう。

 

ちなみに山下智久主演の「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- 2nd season」の平均視聴率は16.6% で最高視聴率は18.8%だった。

 

 

2006年1月以降を見ると、時々平均視聴率20%を超えるドラマはあるものの、かつての30%超えの勢いは無く、2014.07-2014.09以降に20%を超えるドラマは「HERO~第2シリーズ~」しか存在しないことがわかる。

 

 

グラフで判るとおり、まさに右肩下がりの状態で、2016.01-2016.03 有村架純
高良健吾主演いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」以降は

 

 

コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- 3rd season」を除いて平均視聴率がずっと10%以下という低迷ぶりだ。

 

 

フジテレビの月九(月9)は何故視聴率が落ちてきたのか?

 

 これは色々と意見があるようだ。

 

1・ドラマ離れ→海外ドラマの増加、日本のドラマに興味を示さなくなった

2・TV離れ→TVを見ない、家にTVを置かない人が増えてきた。スマホタブレットで視聴する人が増えてきた。

3・メディアの拡散→SNSYOUTUBE、ニコ動など

4・フジテレビ離れ→フジテレビはつまらないというイメージがついてしまった

5・月9離れ→月曜の夜9時にテレビを見ない。あえてフジテレビの月9に興味を示さないことが格好いいとされだした

 

 

 最近よく「若者のTV離れ」というキーワードを耳にする。「ドラマ離れ」もそうだ。

 

 

ここ近年で話題になったドラマと言うと、TBS系列で 2016年10月11日 ~12月20日(全11回)火曜 22:00 - 22:54に放送された

 

逃げるは恥だが役に立つ

が真っ先に頭に浮かぶ。
 

 主演は 新垣結衣 星野源だ。平均視聴率が14.58%で最高視聴率は最終回で20.8%。

 

 

 あれだけ話題になっても最高で20.8%だ。

 

 

1~3の要因がやはり当てはまるのではないか?

 

あと録画機器も昔に比べて高性能になり、撮りだめして後から視聴する人も増えているのだろう。

 

 

視聴率調査用の機器を設置している家庭でも録画をして後から見る場合視聴率は反映されないらしい。

 

 

1~3の要因に加え、4~5フジテレビのイメージダウンも大きな原因になるのではないか?

 

 

平均視聴率が10%以下に落ちてしまった2016.01-2016.03主演有村架純
高良健吾いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」にその原因が隠されているのでは?と思い、このドラマの評判を知らべたところ、

 

・フジテレビのドラマの中で一番好きかな。

・澄み切った空気の冬の夜に観たいドラマです。 炬燵でたこ焼きを食べているシーンで「また明日からも同じように冷たくします」と宣言した後に二人で仲良く食べるんですがあの二人のどうしようもない気持ちが痛いほど心に刺さります。

・いつ恋リピーターです! 以前ある作家さんの著書でお気に入りの作品でも改めて感動するには、忘却期間が必要であると読んだことがあります。 「いつ恋」は、本放送と録画、そしてブルーレイで通算10回くらいは観てきました。

 

など、評判は決して悪くない。

 

だが、このドラマで平均視聴率9.70%という汚点が付いてしまったため、ここでイメージダウンしてしまったのではないか?

 

 

満を持して?起死回生を狙って?次に鳴り物入りで主演を福山雅治にして挑んだ

 

「ラヴソング」

  

福山雅治といえば「ガリレオ」で第一シリーズ平均視聴率21.9% 最高視聴率24.7%

 

第二シリーズでも平均視聴率19.9%最高視聴率22.6%と、ガリレオシリーズ第三弾として

 

容疑者Xの献身』が映画化され2008年10月4日に公開されるほどの人気を博したのに、

 

ラヴソング」はたったの平均視聴率8.5%最高視聴率10.6%である。

 

福山雅治→抱かれたい男ランキング2014年2位、2015年9位、2016年4位、2017年10位(う~んネットで調べたけど出典元がバラバラかも)

 

 

もっと上位かと思った、、、、、

 

 

 

まあなんにしても福山雅治をもってしても平均視聴率が10%に満たないなんてことはフジテレビとしても想定外だったのではないだろうか?

 

 

このあたりから「フジテレビ月9はつまらない」という印象がついてしまったのではないだろうか?

 

 

となればもはや月9の視聴率男木村拓哉に頼るしかないと思うが、SMAP解散騒動もあり、もはや木村拓哉にかつての後光は差さないという意見もある。

 

 

直近(2018年1月18日~ 3月15日)の木村拓哉主演の『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)の視聴率は

 

第1話15.7%でまずまずの好スタート

第2話15.1%

第3話13.4%

第4話13.6%と低迷。

第5話14.0%と伸び悩んだ為?テレビ朝日が講じた手は、フジテレビ月9全盛期の超ヒット作『ロングバケーション』(1996年放送)以来、木村とは22年ぶりの共演となる山口智子のゲスト投入だった。

第6話からの投入で14.8%と好視聴率をキープ

第7話15.8%

第8話16.4%

第9話17.3%

 

平均視聴率 15.2%

 

 

フジテレビ月9の『ロングバケーション』が平均視聴率29.6%で最高視聴率が最終回で36.7%とまさにお化け視聴率だったがそれに比べるとかなり鳴りを潜めたもんだ。

 

 

 月9木村拓哉を投入して平均視聴率が10%を切るようではフジテレビにとっても木村拓哉にとってもお互いにイメージダウンのリスクを背負う結果になってしまい、さらに低視聴率に拍車をかける結果になりかねない。

 

 

 現在放送中の月9ドラマはどうなのか?

 現在放送中(2018.07~2018.09予定)の月9ドラマは

 

 主演沢村一樹の「絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜」である。

 

第一話 10.6%

第二話 9.6%

 

だそうだ。先に紹介した一覧の主演を見てもらえば判るが、2006年1月以降はず~~~~っとイケメンかイケジョの若手俳優が主演を勤める中、沢村一樹というオジサン俳優を持ってきた。

 

1967年7月10日生まれの51歳である。

 

 

この「絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜」は火曜9時のサスペンス枠で

 

2010年『絶対零度Season1〜未解決事件特命捜査〜』平均視聴率 14.4%

2011年スペシャルドラマ『絶対零度〜未解決事件特命捜査〜』視聴率 14.4%

2011年『絶対零度Season2〜特殊犯罪潜入捜査〜』平均視聴率 13.1%

 

と放送されてきて、今回月9枠に移動して「絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜」はSeason3に当たる。

 

 

第一、第二回放送で11%にも満たない低迷振りだが、私はフジテレビの新たな挑戦とみている。

 

 

さっきも申し上げたが、主演の若手(といってもキムタクや福山で既に40歳を超えてますが)ばかりに頼ってきた月9

 

 

一時は『トレンディードラマ』ともてはやされた時代がありました。

 

 

月9は1990年前後のバブリーな時代から抜け切れていないと揶揄されることもしばしばありました。

 

 

ここに来て主演を若手路線から一気に脱却し、新たな路線を歩もうとしているのではないでしょうか?

 

 

 

今後の月9への提案

 

そもそも既に「トレンディードラマ」なんて当の昔に脱却しとるわ!というならなぜ若手や人気俳優ばかりを起用していたのか?

 

歴代の主演を見ると「トレンディードラマ」にしがみついているとしか思えなかったのである。

 

沢村一樹以降、若手にも人気にも拘らないのであれば、やはり話題性がどれだけつかめるかが鍵になるのではないか?

 

 

世間の話題になるのはそんなにたやすいことではない。

 

主題歌が有名人、主演が今人気の若手タレントであっても「またかよ月9」となりかねない。

 

 

世間の目はすでに冷めている。

 

 

カッコイイ・カワイイタレントがどんな目に合おうと「現実味が無い」=「つまらない」図式が出来上がっているのだ。

 

 

「現実味がある」=「共感できる」

 

 

ところにキーワードが隠されているのは無いか?

 

 

つまり

 

格好良くない・可愛くない人に何かが起こる」ことの方が世間一般の殆どの格好良くない・可愛くない人に共感を得やすいのではないかと思う。

 

 「逃げるは恥だが役に立つ」が話題になったのも、原作が人気だったこともあるが、ルックス的にはたいして格好良くない星野源新垣結衣と結ばれるか否かのドキドキ感があったから話題になったのではないか?(星野源ファンの方ごめんなさい)

 

 

 

まあ結局はスポンサーに頭が上がらず冒険ができないというのがホンネだろうけど。

 

 

※上記記事は筆者の勝手な判断・推測に基づいて書かれています。フジテレビや出演タレントを誹謗中傷する意図は全くございません。ガンバレ月9!