古舘伊知郎が次にやる仕事、実況か?後任は?
すでに報道されているのでご存知の方も多いと思われるが、テレビ朝日系で毎晩放送中の「報道ステーション」のメインのキャスターを務めている古舘伊知郎さん(61)が、2016年の3月一杯で番組を降板することが発表された。
「12年を一つの区切りと思い、辞めさせていただきたいと伝えた」とのことだ。
「報道ステーション」といえばかつては久米宏さんがメインキャスターを務めた番組。
テレビ朝日といえば『ドラえもん』か『報道ステーション』か、と言われるくらい報道ステーションはテレビ朝日の顔のような冠番組だ。
その後任として古舘伊知郎さんの名前が挙がった際は賛否両論だったが、こうして12年も務めたことを考えると、やはり古舘伊知郎さんで正解だったのではないか?と思う。
報道ステーションを辞めた後は「東京五輪の開会式や宇宙ステーションでの実況をしてみたい」と述べられており、当然現段階では次の仕事はまだ決まっていないようだが、今回の会見後に各社「古舘伊知郎取り」に向かうのではないだろうか?(ギャラが高いかもしれないけど、、、)
ただ報道から全く離れるのは本人的には「報道は報道で、一種の“麻薬中毒”があるんじゃないかな、と思う」と言っていることから多少は報道にも絡むのではないかと思われるが、当面はバラエティー色の強い仕事に従事するようだ。
今の若い世代は知らないだろうが、古舘伊知郎さんと言えば
「実況」
と代名詞がつくほどの名実況者である。
プロレスの実況では、
「おお〜っと!」
の後に技名など織り交ぜる実況の仕方が斬新で、フリーになった時はその実況の上手さを買われて「笑っていいとも」でも名実況ぶりを発揮されていました。
まさにマシンガンのように次から次へとその場の雰囲気を何かに例えて実況する内容がすごかった記憶があります。
その後フジテレビ系列で放送しているF1グランプリの実況もされていましたね。
今や伝説のドライバーとなった「アイルトン・セナ」を「音速の貴公子」と名付けたのも古舘伊知郎さんだったというのは有名な話。
静かにF1レースを見守りたいファンにとってはちょっとうるさ過ぎた感も否めませんが、当時のF1グランプリ中継を盛り上げた立役者としてやはり古舘伊知郎さんの名実況があったからだと思います。
ある番組では、元日本テレビアナウンサーの福澤アナ(プロレス実況では「ジャストミート!」の実況が有名)と古舘伊知郎で実況対決があったが、当時まだ若手だった福澤アナは古舘伊知郎に全く歯が立つず完敗に終わったというエピソードがあります。
まさに『実況に関して古舘伊知郎の右に出るもの無し』といった貫禄がありました。
やはり古舘伊知郎さんは実況やってナンボだと思います。
というか、古舘伊知郎さん以降に名実況で名を馳せる人がまだ現れていないと思います。